カタカムナ 1
カタカムナとは?
物理学者の楢崎皐月(ならさきこうげつ)が1949年に兵庫県六甲山系の金鳥山で、 平十字(ひらとうじ)という宮司からカタカムナ神社にて、カタカムナ文字で書かれた巻物を大学ノートに書写したものが現在伝わっているカタカムナ文献。その人物も、場所も現在では不明となっている。 この世界とは少し違うところにあるようだ。 楢崎皐月によればカタカムナは古代文明の文字ということらしく、日本語の音と、カタカナに、その面影が残っている。というよりも意図的に残されていたという気がしてならない。 個人的に人工言語とか、プログラミング言語とか好きなのだが、どれもしっくりせず、理想的な言語はないかと思って創作しつつあったところ、カタカムナの独自性は群を抜いていて興味深かった。 人工言語は、どうしてもベースとなる言語があり、その効率化を行うのだが、カタカムナは、もっと根源的なところから派生している。 古代の書物というよりは、科学的であり、テクノロジーを感じるところに魅力がある。 おそらくプログラミング言語のLISPとの相性もよいと思っている。
第5首
巻物の写しであるカタカムナ文献は80首のウタで構成されている。5と7を使った俳句のようなリズムで、カタカムナウタヒとも言われている。 螺旋状に書かれたカタカムナウタヒは、独特で改行が必要ないという意味では効率的かもしれない。
5、6首は「いろは歌」のように、文字を重複させず使って作られているため、文字を覚えるには好都合なウタとなっている。 日本語の「あいうえお」と同じ。カタカムナは48音となっている。
中央に書かれた円形の文字は以下の3種類がある。
フトマニ、ヤタノカカミ、ミクマリ
ヤタノカカミは、以下のカタカムナ文字を全て統合したかのようなシンボルとなっている。
ヒフミヨイ
マワリテメクル
ムナヤコト
アウノスヘシレ
カタチサキ
第6首
ソラニモロケセ
ユヱヌオヲ
ハエツヰネホン
カタカムナ
組み合わせ体
呼び方は不明だが、上記のカタカムナ文字を組み合わせたものも存在する。 カタカムナ文献には結構な頻度で使われているのだが、これに関する解説をまだ見たことがない。 暇を見つけて、80首で使われているものを順次載せていこうと思う。 読み解きの法則がまだ見えていない・・・日本語特有の音読み訓読みのような複数の読み方があるような気がしてならない。