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あちゃぴーの自転車通勤
クリスタ = CLIP STUDIO PAINT EX 3.0.4 購入

2024年にクリスタ購入

クリスタを買って数か月後の夏に、1か月かけて50ページの漫画を描いてみた。 4コマ以上は初めて。 はじめオープンソースのkritaで描こうと思ったが、日本語処理の問題で断念。 そしてクリスタと液タブを購入したという経緯がある。 ただクリスタの使い方がよくわからず、思ったように描けなかった。 その後何も描かずに1年以上経過。 再び漫画をスタートさせたい。 まずは漫画の常識と、クリスタの備忘録として、まとめていこうと思う。

CLIP STUDIO PAINT

クリスタの良いところ

今わかっている利点は以下の通り。

漫画を描くための専用ソフト

クリスタ以外で漫画に特化したソフトはあるのだろうか? とにかく漫画を描くために必要な機能を網羅し、完成度も高い。漫画を描く上で困ることはないと思われる。

日本語文字組

かなり自由な文字組が可能となっている。縦書き、カーニング、ルビ、ふち、フォントの混在など。 海外のペイント系ソフトでは縦書きの壁は高すぎる。

見開き

複数ページの管理

漫画では必須。全体が見通せないソフトは使い勝手がかなり落ちてしまう。

複数ページの管理

セリフの一括管理ストーリーエディター

全体のセリフを脚本のように一覧編集出来るので、何かと便利だと思う。

ストーリーエディター

見開きページの表示と作成

ページの始まりも右ページからスタートできるし、見開き表示によりバランスもとりやすい。 他ペイントソフトでは難しい部分だと思われる。

見開き

スクリーントーンの自由度

かなり柔軟性があるようだ。気に入った使い方を見つけて、習慣化したいところ。

海獣の神曲

出力設定の自由度

出力目的でトーンなどの設定が変わることがある。 クリスタでは原稿には手を加えず、出力時に設定変更するだけで対応可能。 よく考えられていて、多くの場合何とかなるのではなかろうか。 何かと痒い所に手が届く仕様になっていると思う。

日本製で日本語情報が豊富でユーザが多い

デジタル漫画ツールとして、クリスタが標準となっている。 ユーザー数が多いことから、情報が多く困ることは少ないと思われる。 また日本で開発されているので、日本漫画の事情がしっかりソフトウェアに組み込まれているのも強味。 日本漫画を描くためのツールとして最適化されていると言ってもよいと思う。 海外製品ではこういうローカライズで問題が起きやすいが、そういう心配がない。 日本の会社ということもあり、今後とも応援していきたい。

下記は公式のCLIP STUDIO TIPS。 まだ利用していないけど、ここで検索すれば大抵のことは書いてあるかな?

https://tips.clip-studio.com/ja-jp

安定性

昨年1か月使ってみた感想としては、妙なトラブルもなく安定してる。 漫画のような集中する作業では、ソフトウェアの安定性は極めて重要。

買取版かサブスクか?

メーカー的には、サブスクにしたいようで、買取版はあるものの、バージョンアップは常に有料。 どうも毎年メジャーバージョンアップするようだが、内容的には微妙に機能が追加される程度。 気分的に8300円/年のサブスクは嫌なので24900円で買取購入したが、金銭的には下グラフのようになる。 常に最新版を使いたい場合は、購入後にさらにアップデートプランというものに入って毎年3400円払う必要がある。さらにアップデートプランをやめたら、買った時のバージョンまで戻されるようだ。何という・・・ひどいプランだ・・・ プランが分かりにくいので、少しでもお得に購入したい場合は、ちゃんと読んだ方がよさそうだ。 6年以内なら年払いのサブスクが常に最新が使えてお得だが、それ以上使う場合は買取+アップデートプランの方が若干安くなる。でも数年後は仕組も変わると思われるので、メーカーがサブスク推奨していることからも、素直にサブスクを買うのが無難そうだ。

クリスタ買取サブスク

2025年に4.0にメジャーアップデートされたようなので、その新機能を少しチェックしたら、いらないわぁ・・・3.0で何の不満もない。 さて3.0のまま、いつまで使うことができるだろうか? 問題なく起動する限り、バージョンアップせず使っていこうと思っている。

アナログ原稿の延長線上で扱いたい

改めてクリスタの使い方を調べてみると、便利機能を使いこなしている人が多そうだ。 しかしながら無機質なデジタルタッチは好みではないので、プロセスから仕上げまでアナログ感を継承したいと思っている。 アナログ原稿のプロセスを基本として、クリスタに置き換えてくことになると思う。

使う範囲を絞り込む

クリスタを漫画でしか使わない場合、使う機能は限られてくる。 まずは使う機能を見極める必要がある。 重要なのは、何をやらないかを決めることだと思う。 具体的にはコマ割り自動機能を使わなかったり、カラーは当面使わない、3Dをはじめ、ほとんどの素材は使わないなど。 逆に言うとモノクロ2値でしか描かないし、使うペン種も制限するという具合。 これらは習得時間を短縮できるし、本当に必要な機能を見極めるのにも役立つ。 多くの機能を使うことよりも、ベーシックな機能を熟知し使いこなすことが重要。

CLIP STUDIO PAINT