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あちゃぴーの自転車通勤
マイクケーブル工作
CANARE L-4E6S, XLR(NEUTRIK NC3FXX-B/NC3MXX-B)

セットを買うより安価だったので自作してみた。自作と言ってもケーブルとコネクタを買ってきて、はんだ付けするだけ。購入先はサウンドハウス。

CANARE L-4E6S 1m当たり110円
定番マイクケーブル。信頼性が高く安価。特長は以下の通り。
曲がりぐせがつきにくく、ステージ・報道など中継用。
編組密度94%以上の高密度編組シールドで電磁波ノイズを防ぐ。
導体は0.08mmの極細線を1心あたり40本使用した撚線構造で、耐久性に優れている。

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CANARE L-4E6S 仕様
直径 6mm
線心数 4本
導体断面積(AWG) 0.20mm (24)
導体構成 40本(0.08mm)
よりピッチ 20mm
シールド(編組)密度 94%以上
電気特性
心線 9.8Ω/100m
シールド 3.0Ω/100m
線間静電容量
心-心 150pF/m
心-シールド 185pF/m

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心線の抵抗値は9.8Ω/100mだが、ひとつの信号に対して2本使いなので、実際には4.9Ω/100mで使用することになる。 ちなみに銅線1本0.08mm当たりの抵抗値は392Ω/100mとなる。

静電容量は、電気をためる値で、コンデンサーと同じ原理。数値が大きいほどハイパスフィルターとなって高周波がグランドへ流れてしまうので、この値は小さい方が望ましい。ただし、音声で扱う周波数はそれほど高くないので、音質に影響が出るとは思えない。

同じカナレで、L-2T2Sという2芯のマイクケーブルがあるが、静電容量が心-心70pF/m,心-シールド106pF/mと若干小さい。スペックからするとこちらの方が高性能となるが、L-4E6Sと聞き比べて判るとは思えない。

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XLRコネクタ
NEUTRIK NC3FXX-B 310円
NEUTRIK NC3MXX-B 290円
XLRコネクタは、ITT社がオリジナルだが、現在は数社から販売されている。NEUTRIK社は安価でITTよりもよいという話もあったので買ってみた。

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NEUTRIK NC3FXX-B (Female)
大きく分けて4つのパーツで構成されている。2パーツはNC3MXX-Bと共通のようだ。リングは取れる。

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NEUTRIK NC3MXX-B (Male)
Male側 リングを取ってみた。

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リング

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NEUTRIK のユニークなところは、この交換式リング。いろんな色があって、用途ごとに使い分けることができる。はんだ付け後でもリングを交換できる。

端子は金めっき
個人的には金メッキって磨きで剥げることも多いので、あまり好きではないのだけど、曇りにくいのでよいのかな。数年使って判断というところ。

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工作

カット18mm程度。短すぎると後々の作業がやりにくくなり、長いとコネクタでロックが出来なくなってしまうので注意。

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シールドの網をほぐすには竹串がちょうどいい。上から順に分けるようにすると簡単にほぐすことができる。

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4芯&シールドと糸と紙?という構成

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先端を5mm程度剥いてはんだを浸透させる。シールドは熱収縮チューブで保護してみたが、やらなくてもよいと思う。糸と紙はカット。

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あまりキレイではないが、こんな感じでコネクタとはんだ付けする。
1 グラウンド
2 HOT (青 基本的には有色をホットとする)
3 COLD (白)

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コネクタはよくできていると思う。ITTよりも作業がしやすい。

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完成。 接続してノイズなどが出ないかどうかチェックして完了。NEUTRIKは耐久性も高そうだし、工作がITTよりもスマートにできるので、なかなかよいと思う。

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作業が終わってからサウンドハウスを覗いたら、ケーブルの工作ムービーがあった。このムービーを見たほうが分かりやすいな。ほとんど作業手順は同じだが微妙に違う部分もある。COLDに青をつないでいた。どちらでもいいのだが個人的には気持ち悪い。またシールドのほぐしは竹串ではなく、テスタ棒を使っていたり。人の作業を見るのは楽しい。

最後に収納についてだが、XLRコネクタは下写真のように接続して丸めておくと、プラグ接点の金属部の劣化を防げるのでお勧め。 フォーンプラグでは無理な話。

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ギター/イクイップメント