CLAPi Cardinal VCV modules
Cardinalに搭載されているVCV純正標準モジュールだが、本家VCV Rackに比べて若干少なくなっている。 Cardinalを学習するにあたって、まずは、ここにあるモジュールで基本を学ぶことからスタートするのがセオリー。 癖の無い最もベーシックなモジュールであり、理解に苦しむこともない。 ポリフォニック対応というのもやさしい。 ただし学習用という意味合いが大きいので、慣れたら他モジュールを探すことになると思う。それでも手軽さや分かりやすさから、VCVモジュールは後々も重宝すると思う。
マニュアル: https://vcvrack.com/Free
VCO(Voltage-controlled oscillators)
基本波形SIN、TRI、SAW、SQRを生成するオシレータ。 アナログエミュレートということで、理想波形ではなく、歪み、倍音があるが、デジタル臭さはある。他オシレータと比較すると分かるが、最もシンプルな部類。
FREQは261.63HzのC4がデフォルトで、ここでの設定値を元に音程が決定される。
FMは主にビブラート用、PWMは矩形波のデューティ比の変更用、SYNCも可能。
下はサイン波だが、倍音が出ている。
また全モジュール共通だが、右クリックinfoからオンラインマニュアルに飛べるようになっている。ややこしいモジュールも多いので、マニュアルは必須。 Cardinalは、堂々とVCVのホームページへリンクするところがおちゃめ。
WT VCO(Wabetable Voltage-controlled oscillators)
ウェーブテーブルオシレーター。 デフォルトのウェーブテーブルは基本波形SIN、TRI、SAW、SQRの 4波形。 任意のウェーブテーブルを読み込むことも可能。 その際に1波形のサンプル数を選択できる。 UIで気になるのはSYNC INとSOFTが無関係に見えるところ。 VCVのオリジナルはもっと素直なUIになっている。
VCF
アナログ4極トランジスタラダーをモデル化。 LPFとHPF出力が可能。 入力は1V /オクターブ標準で周波数を制御。 u-heなどと比べると、随分淡白なフィルタという印象になってしまう。
VCA
電圧制御アンプというかAttenuator(減衰器)。 CV信号に従ってゲインをコントロールできる。 一見したら分からないが、ディスプレイをクリックしてドラッグすることで、手動でAttenuatorとしてレベル調整することができる。 オプションとしてボリュームのカーブをExponentialモードにすることもできる。
VCA-2
基本的には上記と同じで2ch扱えるVCAなのでステレオにはよいかも。 レベルメーターはない。 LinearとExponentialモードの切り替えは入力で行うが、同時使用も可能。
LFO
扱える周波数は0.0039~1024Hzまで。
OFSTスイッチは、ユニポーラ(0V〜10V)出力とバイポーラ(-5V〜5V)出力を切り替え。 どちらのモードでも、Peak to Peak電圧差は常に10V。
INVスイッチは位相反転。 ユニポーラモードでは、この反転信号は0Vと10Vの間で発振。
CLK入力は、LFOの周波数をクロックトリガーに同期。 クロックにパッチが当てられると、FREQノブは周波数を乗算し、デフォルト(12時)の位置で1倍の係数になる。
RESET トリガー入力は、VCO の SYNC 入力と同様に動作。
WT LFO (Wavetable)
ウェーブテーブル以外は上記LFOと同じ。
DELAY
シンプルなディレイだが、他モジュールから変調できる。
ADSR
通常のADSRもしくはエンベロープ。 このモジュラーの特長としてはADSRの各パラメータを変調できるところ。
MIX
6chのシンプルなミキサー。
VCA MIX
VCA付の4chミキサー。いろいろな使い方が出来そう。
8VERT
8chのプラスマイナスのゲイン調整できるアッテネータ。
MUTES
10入力と10出力を備えたミュート。 入力は下の出力にもコピーされるので、複雑な入出力のコントロールが可能になる。 見た目は地味だが、サウンドプログラミングでは、パッチの切り替えなどに必須ではなかろうか。
PULSES
10列の手動トリガジェネレータとゲートジェネレータ。 PUSHを押すと、TRIGはパルスを発振し、OUTはゲート信号を発振する。
SCOPE
モジュラーでは欠かせないオシロスコープ。 信号や機能のチェックでは必須で、最小電圧、最大電圧表示もできる。 また2ch入れられるので、本物のオシロのような使い方も可能で、信号間のタイミングチェックにも使える。 それほど詳細な表示はできないが、ソフトモジュラーで使う分には十分かもしれない。
TIMEノブは画面を水平方向にズームし、最短5ミリ秒から最長50秒のデュレーションを表示。
GAIN 1 & 2ノブは画面を垂直方向にズームし、最大20 Vのpeak to peak(pp)から最小0.078 Vの電圧範囲を表示。
OFST 1 & 2ノブは、画面を垂直にパン。
スコープ表示のすぐ上と下には、ビューポート内の両方の信号の最小電圧、最大電圧、およびピークツーピーク電圧(pp、に等しい)。
TRIGボタンをクリックすると、トリガーモードが有効になり、ディスプレイを周期的なオーディオレート信号の先頭に同期させるのに便利。 このモードでは、オシロスコープは、IN 1電圧がスレッショルド電圧を上向きに通過するまで、どちらの信号の測定も開始しない。
THRESノブは、ディスプレイにT記号で表示。
IN 1の代わりにTRIG入力の外部トリガを使用して測定を開始することも可能。
SEQ3
最大8ステップをシーケンス。 3チャンネルのCVと1チャンネルのトリガーがある。
1-4 / 4-1
VCVシーケンシャルスイッチ1〜4
シーケンシャルスイッチは、1つの入力を複数の出力の1つにルーティングするか、複数の入力の1つを1つの出力にルーティング。 入力/出力の選択はトリガーで切り替え可能。
VCVシーケンシャルスイッチには、1入力から4出力、および4入力から1出力の2つのバリエーションがある。 STEPSスイッチで2、3、または4つの入力/出力を選択。 4ステップ未満の場合、アクセスできないすべての入力/出力の横に赤いライトが表示される。
TRIGをトリガーして、これらのステップを順番に実行。 アクティブなステップの横に黄色のライトが表示される。 RESET をトリガーして、ステップを 1 にリセット。
OCT
オクターブは、1V / octピッチ信号を-4から+4の範囲でオクターブ全体シフト。 シフト量はCVで変調でき、CV入力の最も近い整数電圧を取ることによって計算される。
QNT
クオンタイザーは、1V/オクターブのピッチ信号を最も近い有効なノートに丸める。 丸めたい音の鍵盤をクリックしてON/OFFを切り替える。
OFFSETノブは、クオンタイズされる前にピッチ信号に電圧/半音を追加。
SPLIT / MERGE
SplitとMergeは、ポリフォニック信号を複数のモノフォニック信号に、またはその逆に変換。モノフォニックモジュールも多いので、ポリフォニックモジュールと組み合わせる場合は必須となる。
SUM
ポリフォニック信号をミックスしてモノフォニック信号を生成。
M/S
L/Rステレオ信号をM/Sステレオ信号に、またはその逆に変換。
M = (L + R) / 2
S = (L - R) / 2 * WIDTH
L = M + S * WIDTH
R = M - S * WIDTH
NOIZ
ノイズジェネレーター
- BLK:ブラックノイズは単一の標準定義がないため、均一な分布からサンプリングされた電圧と定義。 Uniform Noise の周波数応答はホワイト ノイズとほぼ同じだが、エイリアシングが含まれている点が異なる。 初期のデジタルノイズ発生器や設計が不十分なソフトウェアノイズアルゴリズムに似ている。ただし、均一なノイズは、サンプル&ホールドソース、CV、およびその他のオーディオ以外の目的に役立つ。
- GRY:グレイノイズ。等ラウドネス曲線にキャリブレーション・
- BLU:ブルーノイズ。ホワイトノイズよりも高音域が多く、その強度は+3dB/オクターブ増加
- VIOL:バイオレットノイズ。ブルーノイズよりも高音域が多く、その強度は+6dB/オクターブ増加
- RED:レッドノイズ。ピンクノイズよりも低音が多く、その強度は-6dB/オクターブ減少
- PINK:ピンクノイズ。低音が多く、その強度は-3dB/オクターブ減少
- WHT:ホワイトノイズ。全周波数で同じ強度。各電圧は正規分布からサンプリング
RANDOM
4種類のランダム性とトリガー可能なサンプル&ホールド機能を備えたランダムCVジェネレーター。これはマニュアルをじっくり読む必要があるモジュレータ。