Diana Deutschの錯聴
錯視は有名だが、同じように錯聴というものも知られている。ここでは1975年にDiana Deutschによって発表された錯聴の有名なサンプルを再現してみた。
下の譜の上段を再生すると、多くの人の場合、下段のように聴こえるというもの。ただこれは左右の音を完全に分離させる必要があるためヘッドフォンを使う必要がある。 個人的に試したところ、確かに始めの数回はそのように聴こえたのだが、今は左右とも再生通りに聴こえてしまう。ただ不思議なことに左右で音色が違って聴こえることもある。おそらくだが、左右の耳の違いがあって、利き耳というのがあるような気がする。右利きの人は右耳が利き耳かもしれない。より敏感に反応するのかも。低音はそもそも空間把握が苦手な音域で認識の優先順位が低いのかもしれない。 左右の耳から入った音を脳で処理して理解するのだが、その過程でいろいろなことが起きているようだ。
音は、なるべく無機質な方がよいように思えたので、440Hzと220Hzのサイン波で作ってみた。要ヘッドフォン。