TTS-1をReaperで使う方法
はじめに
TTS-1はCakewalk付属のGM音源で2001-2003年のRoland製。2023年にCakewalkは有料化へ動き出し、2024年にはTTS-1は付属しなくなった。 Roland SoundCanvas VAというVST版GM音源も2024年に終了となった。 いよいよGM音源も終わりか・・・ 個人的には2023年にDAWはReaperへ移行している。 CakewalkがインストールされていればTTS-1も使えていたのだが、Cakewalkが入っていないとTTS-1は簡単に利用できない。現在もBandlab Cakewalkは無料で利用できるようだが、インストールしてもTTS-1は付属していないという問題もある。
今回、新しいPCにしたので、Reaperを入れて、CakewalkはインストールせずTTS-1だけインストールすることにした。 その手順をここにメモとして残しておこうと思う。 TTS-1はDXiという絶滅したようなマイクロソフトの規格なので、単純にコピーすれば使えるような仕組みではない。 OSを設定する必要があるのでなかなか厄介な仕組みとなっている。
本体を移動
古いPCにインストールされている以下ディレクトリにあるファイルを一式コピー。
C:\Program Files\Cakewalk\Shared DXi\TTS-1
新しいPCの任意の場所に移す。個人的には以下のディレクトリに移した。
C:\Program Files (x86)\TTS-1
依存DLLを移動
次に古いPCから依存DLLをコピーし、新しいPCに移す。 これは同じ場所にすること。
c:\windows\system32\MFC100.DLL
c:\windows\system32\MSVCR100.DLL
c:\windows\system32\MSVCP100.DLL
システム登録する
Windows PowerShell 等を使って管理者権限で以下のように入力してシステム登録する。 下図ではターミナル(管理者)を選択して起動する。
ターミナル上で以下のように打って登録を行う。
regsvr32 "C:\Program Files (x86)\TTS-1\TTS-1.dll"
うまくいけば以下のような表示が出る。
Reaperを再起動して確認して終了。