u-he Zebra3 Modal Resonator 1~2 (GENERATORS RACK)
物理的な物体が打たれたり、擦られたりしたときの音響応答は、 その物体の材質、サイズ、形状、そして励起のエネルギーに関係する。 このような物理現象をエミュレートして、発音する音源を物理音源という。 リアルタイム演算することで、生々しい振る舞いを実現できる一方、計算負荷が高いことがデメリット。
Zebra3の物理音源系は、発音にはパルス専用のExciter、Noise、場合によってはOSC、FMOが担当し、共鳴部はComb、そしてModalが担当する。 ModalはZebra2にはなかったモジュールで、自作.csvファイルなども利用できるようになっている。 また、中央の3D波形のグラフィックは、パラメータを反映するので理解の助けになると思う。

このページの音サンプルは、基本的にExciterからの一番シンプルな単発パルスを入力に使い、PROFILE AにChaotic Bell.csvを使用。
Pitch Source

単純なKeyFollowまたは4つのPitchのいずれかを選択。
Density 8~256

使用する倍音数でグラフィックにも反映される。 少ないほどCPUを節約する。 ガラスのような音を出す場合は、デフォルトの64より少なくする。
Tune -48~48半音

ピッチオフセット。 鍵盤の音域によっては、ピッチのズレが生じるが、Combほどではないようだ。 中音域はピッチ調整されているので、安心して使える。
Detune -100~100

チューニングをステレオ空間全体に最大±1セミトーンで広げ、中心のインパクトを保ちながら左右にパン。 0から離れると不協和になって行く。
In HPF 0~100

入力に適用されるハイパスフィルターのカットオフ周波数を設定し、 過剰な低域エネルギーを減少させることで、ボワボワした結果を防ぐ。
Position 0~100

共鳴器が叩かれる位置で、これが倍音成分の相対振幅に影響し、それによって全体の音色が決まる。 値が0.00の場合は中心を示し、100は極端な端を示す。 以下は0から10刻みで鳴らしたときの違い。
Decay 0~100

実質的には単純なエンベロープ。 このパラメーターを最大にし、Absorbを最小に設定すると、 単純なクリックで発生した共鳴音さえも無限に続くことがある。 以下はは0から10刻みで鳴らしたときの違い。
Decay KF -100~100

減衰時間は入力されるMIDIノートによって調整できる。 低いノートを長く、高いノートを短くしたい場合はキー・トラックを下げ、逆の効果にしたい場合は上げる。
Suppress Dry on/off -100~100

ノブは未処理信号(モーダルレゾネーターの入力から直接)の出力レベルを設定。
ノブが最小に設定されているときに、ドライ信号の見た目をさらに減少させる。 以下サンプルは、初めの4打がOFFでクリックが目立つ状態。次の4打がONでクリックはおとなしくなる。
Atomize -100~100

Flux 時間的に部分音を分離。

- Off:Atomize機能をオフにする。
- Sweep: パーシャルは降順(負の順)または昇順(正の順)で演奏される。
- Scatter: パーシャルはランダムな順序で再生される。 ステレオの場合は負の値を設定。
Absorb -100~100

各共振モードがどれだけ速くエネルギーを失うかを制御。 値を高くすると減衰が増し、音が短く鈍くなる。 値を低くすると音が長く響き、明るくなる。 以下は-100から20ステップで上げて行った時のサウンド。
Disperse -100~100

すべての倍音の周波数を広げる(正の値)または圧縮する(負の値)。 以下は-100から20ステップで上げて行った時のサウンド。
Normalize -100~100

低周波成分と高周波成分のバランスを調整。 以下は-100から20ステップで上げて行った時のサウンド。
Volume 0~100

出力レベルの調整。
Partials

Blend A/B 0~100
2つのモーダルプロファイル間でクロスフェード、補間、またはモーフを行う。
Blend Mode
- Crossfade:部分音は単純に混ぜられる。 このオプションは、他のモードよりも部分波が多くなる可能性が高いため、非常に複雑な静的な音色を生み出す可能性がある。
- Interpolate: 部分音は、Profile A / Bの間で、 周波数と振幅が可能な限り滑らかにブレンドされるようにマッチングされる。 固有の「最近傍」が割り当てられていない部分音は、最も近い「最近傍」に割り当てられている部分音に従う。
- Morph:スペクトルは、アルゴリズムを使用して変形される。
Profile A / B
中身のファイルは.csvになっているので自作も可能。
