u-he Zebra3 Ring
拡張されたRingモジュールとなっていて、単純なリング変調では難しいことが可能になっている。
リング変調(RM)は、2つの信号を掛け合わせる振幅変調(AM)の一種。 入力周波数は抑制され、新しい周波数(和と差)が生成される。 その結果、複雑でしばしば非整数倍のスペクトルが生まれ、 リング変調は鐘や金属的な音、あるいはロボット的な音色に非常に適している。
またサイン波オシレータが内蔵され、サイドチェーンFM、Bode周波数シフターの機能も備える。
Ring 1~2 (GENERATORS RACK)

Ring 3~4 (FX)

Internal 0~100

内部オシレータのレベル調整。
RM | FM スイッチ、External 0~100

- RM:サイドチェイン信号はメイン入力と乗算(リング変調)される。
- FM:サイドチェーン信号は内部のサイン波を周波数変調(FM)。
Externalは、サイドチェーン信号のレベル。 ルーティングは下記のようにコンテキストメニューから選択する。

スイッチがRMの場合
ここでは2つのステレオ・リング・モジュレーターが作動。 main RMは、main inputをinternal oscillatorと乗算し、sidechain RMはmain inputをsidechain inputと乗算する。

スイッチがFMの場合
スイッチがFMの場合はsidechain inputがinternal oscillatorを周波数変調(FM)し、sidechain RMは使用されない。

Pitch Source

KeyFollowまたはPitch1~4のいずれかを選択。
内部オシレータ(サイン波)

Frequency -100~100
内部サインオシレータの周波数。バイポーラ、中心は0.00 Hz。デフォルトは41。
下は1kHzのサイン波に対して、Frequencyを0からプラスへ回していったときの周波数スペクトラム。 反射して戻ってくるので音として破綻しやすい。

Track 0~100
内部サインオシレーターのキーボードトラッキング。
下は0から100へ回したときの周波数スペクトラム。

Spread 0~100
内部のサイン波の音程をずらす。左チャンネルは下げ、右チャンネルは上げる。
プラスへ回すと、中心以外のピークが分裂して行く。

Bode Shifterモード:周波数シフター Sideband -100~100
Sidebandは、下側波帯(左チャンネル)と上側波帯(右チャンネル)のバランスを調整。
ポリフォニックでステレオのフェージング効果を作ることができる。 周波数 = 0、サイドバンド = 100、内部 = 50、スプレッド = 1 または 2。


Diode Ringモード:リングモジュレーター Drive 0~100
Driveはモデリングされた回路の非線形性の程度を調整。

Driveを0から100へ上げて行った例。倍音が付加されていくのが分かる。

古典的リングモジュレーションの再現方法
伝統的なRM効果を設定するには、リングモジュレーターに2つの異なる信号を入力し、 Internalは最小に設定し、RMに切り替え、Externalを最大にする。
下サンプルは外部オシレータからサイン波を入れて作ったもので、伝統的なRingサウンドにしてみた。 Ringはそもそもパラメータをいじるタイプのモジュールではないため、Zebra2のRingではパネルすらなかった。