u-he ZEBRA legacy
ARP/SEQ
LOWER PANEにあるARP/SEQ (Arpeggiator/Sequencer Programming) アルペジエータ兼シーケンサーとなる。この機能を有効にするにはGLOBALのMODEをarpeggiatorにする必要がある。
テクノ系の人にはお馴染みなのだろうが、個人的には、この手の機能は使ったことがない。 どんなことができるのか、試してみることにする。
まずは各パラメータを左の設定パネルからチェック。
SEQ +A +AB
これを切り替えることで、追加表示されるようになる。 一番シンプルな表示がSEQで以下のような表示。
+AにするとA欄が追加される
+ABにするとAB欄が追加される。ABのパラメータはプラスマイナス100で設定できる。
ABはシーケンサーを使ってモジュレーションしたいときのパラメータになる。AとBがあるので2種類のパラメータを組めることになる。 モジュレーションとして使うとき、表示はそれぞれ、ArpMod、ArpMod2となる。
Sync
ここで選べるのは以下のような内容で、基本となる音符の長さ。
Steps
1~16まで選択可能で、これはARP/SEQにある横にズラリと並んだパターンのうち、いくつ使用するかを決定するためのもの。
Order
これは鍵盤を同時に弾いた時に、どういう順番で演奏するかを決定するためのもの。by noteでは低い順に並べられる。 as playedでは弾いた順番になる。
Octave
0~2が選べる。0だとオクターブ内の音が使われ、1にすると、もう上の同音も使われる。2にするとさらに上のオクターブまでが使われる。
Loop
以下の4つが選択できる。
- F--> forwards 順番に演奏される。(CEGCEG・・・)
- B<-- backwards 逆順に演奏される。(GECGEC・・・)
- FB<-> forwards / backwards 順番に演奏されて、行き来を繰り返す。(CEGECEG・・・)
- BF>-< backwards / forwards 逆順に演奏されて、行き来を繰り返す。(GECEGEC・・・)
Slide
Glideのかかり方を調整する。
offの場合はGlide設定がそのまま適用される。
onにするとGateの設定で、前の音とつながっている場合のみGlideが効くようになる。
Step
- next 次の音を演奏
- same 前の音と同じ音を演奏
- first 初めの音を演奏
- last 最後の音を演奏
Lenght
1~4が選べる。これはSyncで決めた音の長さを何倍にするか設定するところ。
Gate
音の長さもしくは次の音との間隔を0から5の範囲で設定できる。
0だと音程がある音でもアタックだけになる。
5にすると、Slideの設定次第で次の音へ滑らかにつなげることもできる。
Voices
ステップでの和音の設定。1にすると単音だが、2にすると2つの和音となる。
Transp.(-12~0~12)
トランスポーズ。プラスマイナス12半音ごとに設定できる。
何か組んでみる
個人的に、ARPを駆使しようとも思っていないのだが、ベースのパターンチックなものを組んでみた。 白玉でルートさえ弾けば、後はZebraがやってくれる。なんて楽なんだ。