u-he ZEBRA legacy
Global Settings
MIDI入力に対しての共通の振る舞いをここで設定する。
PITCH
Transpose
入力されたMIDIノートを±24半音の範囲内でシフト。
Fine Tune
すべてのオシレーターとフィルターのピッチを±100セントシフト。
- Bend +
ピッチベンドを0~+/-48半音の範囲で独立して設定。
GLIDE
Mode
- time 音符の間隔に関係なく、設定した時間で次のノートとなる。
- rate 音符の間隔に比例。ノート間の音域が広いほと時間がかかる。
Range
低い値を設定すると、スラーの先頭がターゲットノートに近いところから始まる。最大の100にすれば、スラーは元の音から始まる。
Glide
ノート間の音程遷移スピード。 すべてのOSC、FMO、Combs、VCF、XMF に有効。
Glide2
偶数番号の OSC(2,4)、FMO(2,4)、Combs(4)、VCF(2,4)、XMF(2) に有効。 Glideに対してオフセット値を設定。0であればGlideと同じだが、プラスにすれば遅く、マイナスにすれば速くなる。 また変調ソースKeyFol2には、Glide2オフセット分が含まれているため、0でなければKeyFolと効き方が違ってくる。
VOICES
CPU負荷の高いプリセットを実行している間のグリッチを防ぐために、Zebra2が一度に演奏しようとするノートの最大数を減らすことができる。インテリジェントボイスアロケーションのため、以下の値はすべて概算値
- few 4ノート
- medium 8ノート
- many 16ノート
VOICE DRIFT
オンに設定すると、新しい音はそれぞれわずかにデチューンされ、古典的なアナログオシレーターの不正確な音程をエミュレート。絶対的な精度を求める場合は、このスイッチをオフにする。
MODE (voice mode)
- poly
標準的ポリフォニック。 - retrigger
モノフォニック - 新しい音符がエンベロープをトリガー。 - legato
モノフォニック - エンベロープは音符の間のスペースの後に再トリガーされる。 - arpeggiator
ポリフォニック - トリガー、ピッチなどはARP CTRLパネルで定義される。 - duophonic
古いアナログシンセの興味深い機能をエミュレート。奇数番号のOSC、FMO、Comb、VCF、XMFのピッチとカットオフは低い音に、偶数番号のモジュールのピッチとカットオフは高い音に従う。
SOFT ATTACK
瞬間的なアタックタイムは、各ノートの開始時にクリック音が聞こえる場合がある。 このオプションをオンにすると、そのようなクリック音はすべて削除される。
MICROTUNING
Zebra2は、TUNマイクロチューニングテーブルをサポート。標準で以下のチューニングが入っている。
各ファイルは以下ディレクトリに格納されていて、フォーマットはテキストファイルなので、メモ帳などで編集も可能となっている。
Zebra2.data/Tunefiles/
またA4=440Hzの平均律は以下のファイルとなる。
Default Scale.tun
これ以外のファイルは名前だけ見ても何のチューニングだかさっぱりわからないね。
またu-heのページでも独自TUNファイルが作れる。簡単な設定で128鍵盤分自動で作ってくれるのでいいかもしれない。
https://u-he.com/tools/microtuning/
下はキーCで純正律を作ってみたところ。
ファイルの中身は数値が128個書かれていて、実はMIDI番号の0~127に対応している。 下はC4~B4までの範囲だけを抜粋してみた。
note 60=6000.0000
note 61=6100.0000
note 62=6200.0000
note 63=6300.0000
note 64=6400.0000
note 65=6500.0000
note 66=6600.0000
note 67=6700.0000
note 68=6800.0000
note 69=6900.0000
note 70=7000.0000
note 71=7100.0000
これを何となく見ていたら、結構単純な仕掛けと判明。基本的に平均律に対して何セント上下させるかという話。 上記は平均律ドンピシャなので、下2桁が00になっている。これを特定の音だけ1/4音上げたい場合は、50セントプラスしてやればいい。例えばMIDIノート番号60のC4の音は6000なので、50セントプラスすると6050となる。これで、C4だけ1/4音上がるという仕掛け。u-heのページを見ると、様々な要素も盛り込めるようなので、気になる人は読んでみると面白いと思う。またソフトのマイクロチューニングに関しては以下が何かと総本山的な感じ。
http://www.huygens-fokker.org/scala/
SWING
この機能はアルペジエーターやミニシーケンサーのタイミングにのみ利用される。
Time Base / Percent
ポップアップメニューでリズミックのベースを設定し、ノブを使ってスイングファクターを設定。 パーセントがゼロに設定されている場合、インジケータの点滅が停止する。