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MMAP(Modulation Mapper) モジュレーションマッパーは、同時に最大4つ利用可能で、128個の値からなる汎用マップで、広い用途で利用できる。
MODE
4つのモードがあるが、機能的には大きく違うため、理解して使う必要がある。
- Key
MIDIノートに値を割り当てることができるモード。
マップの分割を128にすればピアノでも88鍵盤だから足りなくなることはない。 また12に分割した場合は、オクターブで繰り返される。 下絵は、高い鍵盤ほどフィルターが開く設定。鍵盤ごとに細かく設定をしたいときに有効なのが分かると思う。
- Map Smooth
値間を補間するモード。 他モジュレーションをリマッピングするなどして使う。 下はLFOを置き換えている。左右を行き交う時間はLFOの設定値となっている。
下サウンドはLFO(サイン波)を掛けた場合と、それを上記のようなマップで置き換えた場合の比較となっている。
- Map Quantize
補間されないモード。補間されない以外はMap Smoothと同じ。 - Increment
マップを参照して音を鳴らす。 1音弾くと、次の値に進み、マップの値をパラメータに反映していく。最後まで行ったら、最初に戻る。
MODULATOR
このボタンは、Map SmoothモードとMap Smoothモードで有効。 マッピングするモジュレーションソース(LFO、エンベロープなど)を選択する。 KeyモードまたはIncrementモードでは無視される。
Expand
右上アイコンをクリックすると下絵のようにマップが拡大表示され、作業がしやすくなる。 下のペインはすべての用途のリスト。 ここではモジュレーションの深さを調整したり、追加ボタンをクリックしてソースのアサインを追加することができる。
コンテキストメニュー
マップ上で右クリックをすると、コンテキストメニューが表示される。マップサイズから編集まで、かなりの数のコマンドが並ぶ。
Shapes
あらかじめ登録されている波形。
Ramp
Triangle
Sine
Cosine
Root
Quadric
Spectralize
Alt-Draw
Alt+クリックで手描きではなかなかできない編集が簡単にできる。
Selection
手作業では時間のかかるセレクト方法のメニュー。 アクティブでない場合のメニュー
Select every 2ndを実行すると1つ置きを選択される。
下はアクティブな場合のメニュー。いくつかコマンドが増える。
Revers
現在の選択範囲を水平方向に反転。
Invert
現在の選択範囲を垂直方向に反転。
Randomize
選択範囲にランダムなオフセットを追加。
Soften
エッジを丸くする。
Normalize
垂直方向に最大値まで拡張。
Make Unipolar
選択範囲を同一極性にする。その際、ノーマライズも行われる。
Straighten
選択範囲の値を一直線上に揃える。
Reset
選択範囲の値を0にする。
Quantise 4~24
レベルの分割数と考えていい。下はきれいなサイン波にQuantise 4をかけたもの。 プラスマイナスそれぞれ4段になっているのが確認できる。
マップの分割
目的に応じて、マップの数を2~128までと細かく変更できる。
最小の2個
12個
最大の128個